いきなり書籍紹介⑤

気づけば秋が深まる
今日この頃。

今年の秋はいつもと違い
読書の秋を堪能しております。

 

本の世界は本当に面白くて
その世界に浸っていると
あっという間に時間が過ぎて
驚くときがあります。

読んでいる時だけでなく
本を読み終えたときには
小さくとも達成感が出るので
心の向上にも繋がりますね。

 

次に何を読むのか?
これを考えるのも
とても楽しい時間です。

 

 

というわけで
いきなり書籍紹介の第5弾。

 

今回の書籍は上下巻の長編。

 

本を手にしてみると
上下巻の物理的な分厚さに
読み切れるか心配でしたが

本の世界に浸ってみると
その心配も杞憂に終わりました。

 

それぐらい面白い書籍です。

 

 

━━━\書籍紹介/━━━

石の猿 上・下

著者:ジェフリー・ディーヴァー
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現代米国ミステリの最高峰、J・ディーヴァーの代表作「リンカーン・ライム」シリーズ第4弾! 中国の密航船が沈没、10人の密航者がニューヨークへ上陸した。同船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物“ゴースト”は、自分の顔を知った密航者たちの抹殺を開始した。科学捜査の天才ライムが後を追うが、ゴーストの正体はまったく不明、逃げた密航者たちの居場所もわからない――。果たしてライムは冷血の殺戮を止められるのか。

 

 

 

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調和・耐心(ナイシン)
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本の全体的なキーとなる
2つのワードなのですが

1つは味方刑事が使うもので
もうひとつは敵役のゴーストが
使用するキーワード。

 

 

自分にとって厳しい状況が
何度も訪れるのですが
ゴーストはその度に必ず
『耐心(ナイシン)』と
心の中で唱えます。

 

 

耐えることが次の道を開く

 

すなわち
『待てば海路の日和あり』
という意味で使用しています。

 

 

彼の性格を物語るのに
つながるワードですね。

この言葉に何度も触れてると
ゴーストではないのに
不思議と自分自身も
「耐心(ナイシン)」と
心の中で唱えてます(笑)

 

 

 

『調和』は味方の
中国刑事が使用した言葉。

 

中国刑事のソニー・リーと
リンカーンが2人並んで
お酒を飲んでいて

ソニー・リーがリンカーンに
向けて放った言葉。

 

 

◇━━━━━━━━━━◇
老板(ラオバン)の状態は
調和が取れているから
今のままでいいんだ
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このシーンでは自分自身も
とても考えさせられましたし
本の中でも大好きな
ワンシーンになっています。

 

 

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私たち自身に当てはめても
調和が取れているのか?
という問いは重要で

全てにおいて調和や
バランスを重視して
見直す必要がありますね。
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この2つのワードが重要で
物語に絡んできます。

 

 

これらの言葉が
時にはゴーストに味方し
時にはリンカーンに味方する。

 

果たして、結末はいかに!
てな感じでしょうか(笑)

 

 

どんなに辛い状況でも
『耐心(ナイシン)』
することこそが
新たな活路を見出していく。

 

 

 

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魅力的なキャラクター達
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どんなに素敵な言葉でも
使用するキャラクターが
普通の人では説得力に
欠けてしまいます。

 

魅力的なキャラクターが
使用するからこそ

言葉に輝きが含まれて
読者に伝わる威力も
大きくなってくる。

 

 

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四肢麻痺患者の元市警
主人公リンカーン・ライム

赤髪の美女警官
アメリア・サックス

敵役のゴースト

ひょうきんな振る舞いと
意外性の塊ソニー・リー
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主人公と相棒の二人の
キャラクターが魅力なのは
言わずもがなですが

一番、心惹かれたのが
ソニー・リーですね。

 

 

事件現場でアメリアが
誰にも荒らさせないよう
必死に鑑識を進めているのに

その張り詰めた現場に
煙草を吸いながら
ひょこっと現れて
アメリアに怒られたり

 

そうかと思えば、事件現場を
彼なりの方法で鑑識を行い
リンカーンやアメリアにはない
独特の視点で事件の全貌を
明らかにしていく。

 

 

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科学的思考の主人公とは
正反対の感覚的思考なので
最初は、ちぐはぐな2人。

それが、物語が進むと
会話に調和が生まれていた。
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彼の一挙手一投足が
実に、愉快でおもしろく
言動と行動に注目でした。

 

そんなソニー・リーから
先ほどの『調和』という
ワードが出てくるので
グッと引き込まれるんですね。

 

 

他にも登場人物が
色々といるのですが
中国名ということもあり
あまり慣れていないので

誰が誰だったのかが
途中で何度か
分からなくなりました(笑)

 

敵役のゴーストも頭が良く
とてもキレる男なので
リンカーンとの対決が
やはり見物でしたね。

 

 

 

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上下巻に分かれているが…
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ジェフリー・ディーヴァーの
小説はおもしろいことは
知っていたのですが

上下巻で全800ページに近い
量の作品だったので
読み切れるか心配でした。

 

上は事件勃発と物語導入で
登場人物を覚えるなど
本を読むこと以外に
この物語についての慣れが
少し必要でしたが

ソニー・リーのおかげで
読書スピードは
アップしていきました。

 

 

そして、下に入るや否や
物語が急展開していき
早く続きが読みたくなって
読書スピードも加速しました。

 

上の1.5倍ぐらいの速さで
下を読み終えたのでは
ないでしょうか?

 

上下巻の作品を読み終えると
やはり充実感が違いましたし
数日は、この物語のことで
頭が占領されていました。

 

ジェフリー・ディーヴァーの
他の作品もいくつかあるので
読みたくなりました!

 

 

 

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最後に
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主人公の体の状態が
四肢麻痺患者の元市警
というイメージしにくい
状況かもですが

映画『ボーンコレクター』を
見て頂けると一発で
リンカーンのイメージが
出来上がりますよ!

 

映画では主人公役に
デンゼル・ワシントン
アメリア役には
アンジェリーナ・ジョリー。

 

 

役にハマりすぎな人選ですし
リンカーン・ライムの
シリーズの原点なので
この本を読まれる前に

『ボーンコレクター』を
見るのをおススメします。

 

この映画も面白かったなぁ!

 

 

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石の猿 上・下

著者:
ジェフリー・ディーヴァー
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パッと見は上下巻の物量に
圧倒されてしまいますが
物語にハマっていけば
物量は忘れてしまう。

 

それぐらい話は面白く
広げた伏線の風呂敷も
最後はきちんと畳まれて
スッキリできますよ!

 

 

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すべては調和が一番大切
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推理サスペンスが
好みの方であれば
眉唾物の一作です。

 

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本は読めば読むほど
読書スピードも
上がってくる!
ということを
改めて実感しました(笑)
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