最近、本を読む時間を
意図的に作っていて
本読みが捗っています!
新たに読破しましたので
頭に残っているうちに
いきなり書籍紹介です(笑)
本を読んでいると
止め時が分からなくなり
困ることもあるのですが
今回ご紹介する本は
章立てになっていて
1章ごとの内容が
ちょっと読みするのに
ちょうどいい量なんです。
今回、ご紹介する書籍は
『ぬくもりが欠如した本』
ぬくもりといっても
すべてのぬくもりではなく
『ある種類のぬくもり』
が欠如しています。
それが
物語とどう関係するのか。
書籍名
【わたしを離さないで】
カズオ・イシグロ 著
┏━━━ あらすじ ━━━┓
1990年代末のイギリスで
提供者達の世話をする
31歳の介護人のキャシーは
提供者達の世話をしつつ
自分の育ったヘールシャム
にある施設で暮らした
奇妙な少女時代や
卒業後を回想し
自分達の秘密を紐解いていく。
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わたしを離さないで(Wikipedia引用)
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【命とは?宿命とは?】
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この本を読んでいると
必ず考えてしまう
トピックだと思います。
命とは何なんなのか?
人生とは何なのか?
運命とは、宿命とは…。
そして、使命とは。
最初は、主人公たちが
共同で暮らしている施設の
内容がまったく分からず
話が展開されていくのですが
最初の方でその施設の全貌が
明らかになります。
施設の全貌が分かると共に
主人公たちの人生も
明らかになっていく。
1つ不思議だったのは
自分たちの人生が
どう進んでいくか
明らかになったとき
意外にあっさりと
それを受け入れていること。
自分だったら発狂ものかも。
それは、どういう内容かは
本を読んで頂きたいのですが
あなたの人生は未来は
こうなるよう決まっています。
と言われたとしたら
みなさんはどう感じますか?
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決められた人生を
受け入れることが
できるでしょうか?
それを、自分の宿命だと
意識できるでしょうか?
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こういう部分に
考えさせられました。
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自分自身の人生は
決められたものではなく
自ら選んで進んできたもの。
そして、これからも
自ら選んで進んでいくが
何をどう選ぶのか?
選べる自由があるのであれば
どんな未来を作るのか?
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こういうことが
頭をよぎりました。
さらに
この物語で重要なのが
『使命』です。
この言葉を聞いても
私たちにはピンと
こないかもしれませんが
この本の登場人物の
彼ら彼女たちの人生は
使命で締めくくられる。
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命を使うと書いて使命。
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この言葉にも深く
考えさせられました。
こういう部分に物語で
スポットを当てることで
読者がもう一度
自分と向き合うように
示されているのでしょうね。
一度、時間を作って
考えたいと思います。
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【ある種類のぬくもりの欠如】
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ぬくもりにも色々な種類が
あると思うのですが
この物語ではある種類の
ぬくもりが感じられません。
この種類のぬくもりを
提供してくれる人物が
物語には存在しないので
仕方がないのですが
このことが、より一層の
残酷さを強調していると
感じました。
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ぬくもりを知らずに
生きてきた子供たち。
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物語を読むと分かりますが
おそらく、これは意図的に
そうしていると思います。
もし、彼ら彼女たちが
このぬくもりを
知ってしまったのなら
使命を受け入れることに
支障がでそうですからね。
このぬくもりは
この世に生まれてから
ほとんどの人が自然に
与えられているもの。
だからこそ
彼ら彼女たちには
与えられていない。
親子のぬくもり
これが物語の中では
一切でてきません。
このことが、
物語全体を通して
何とも言えない冷たい
雰囲気を漂わせている。
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【ロストコーナー】
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この言葉は物語の
キーになるのですが
①忘れられた土地
②遺失物置き場
という意味で
使われています。
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【ロストコーナー】
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物理的な遺失物置き場
というのではなく
精神的な遺失物置き場も
我々一人ひとりに
あるのかもしれない。
ということを何故だか
ふと頭によぎりました。
子供の頃のことや
忘れてしまった希望などが
集められた場所。
それが、どこかに存在する。
現実的な土地ではなく
内面的な場所なので
脳の一端でしょうか?
それが見つかれば
様々な思い出が解放され
自分という人間が
変化するかもしれませんね。
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【最後に】
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かなり有名な作品で
映画やドラマにも
なっているので
もしかしたら
映像の方で知っている人も
多いかもしれませんね。
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人生・宿命・使命
ということを改めて
考えるキッカケになった
良い作品だと思います。
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結末も、とても現実的。
でも、そこがいいんです。
それが、人生なのでしょうね。
『わたしを離さないで』には
1つの歌が登場します。
Judy Bridgewater
Never Let Me Go
原作を読んでいると必ず
これがどういう歌なのか
知りたくなるはず。
書籍が書かれたときには
現実に存在しなかったが
映画化の際に作られた歌。
すごく物語にピッタリで
何度もリピートしたくなる
哀愁漂う良い歌です。
心に残る物語。
『わたしを離さないで』
章立てで読みやすいので
本に慣れていない方にも
おススメですよ!
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気づけばイギリスの
ノーフォークと
物語に出てくる歌を
ネット検索してました(笑)
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