いきなり書籍紹介③


最近、本を読む時間を
意図的に作っていて
本読みが捗っています!

新たに読破しましたので
頭に残っているうちに
いきなり書籍紹介です(笑)

 

本を読んでいると
止め時が分からなくなり
困ることもあるのですが

今回ご紹介する本は
章立てになっていて

1章ごとの内容が
ちょっと読みするのに
ちょうどいい量なんです。

 

 

今回、ご紹介する書籍は
『ぬくもりが欠如した本』

 

ぬくもりといっても
すべてのぬくもりではなく
『ある種類のぬくもり』
が欠如しています。

それが
物語とどう関係するのか。

 

 

書籍名

【わたしを離さないで】
カズオ・イシグロ 著

 

┏━━━ あらすじ ━━━┓

1990年代末のイギリスで
提供者達の世話をする
31歳の介護人のキャシーは
提供者達の世話をしつつ

自分の育ったヘールシャム
にある施設で暮らした
奇妙な少女時代や
卒業後を回想し
自分達の秘密を紐解いていく。

┗━━━━━━━━━━━━┛
わたしを離さないで(Wikipedia引用)

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━
【命とは?宿命とは?】
━━━━━━━━━━━━━
この本を読んでいると
必ず考えてしまう
トピックだと思います。

 

命とは何なんなのか?
人生とは何なのか?
運命とは、宿命とは…。
そして、使命とは。

 

最初は、主人公たちが
共同で暮らしている施設の
内容がまったく分からず
話が展開されていくのですが

最初の方でその施設の全貌が
明らかになります。

 

施設の全貌が分かると共に
主人公たちの人生も
明らかになっていく。

 

 

1つ不思議だったのは
自分たちの人生が
どう進んでいくか
明らかになったとき

意外にあっさりと
それを受け入れていること。

 

自分だったら発狂ものかも。

 

 

それは、どういう内容かは
本を読んで頂きたいのですが

あなたの人生は未来は
こうなるよう決まっています。

と言われたとしたら
みなさんはどう感じますか?

 

 

◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
決められた人生を
受け入れることが
できるでしょうか?

それを、自分の宿命だと
意識できるでしょうか?
__________◢

こういう部分に
考えさせられました。

 

 

◇━━━━━━━━━━◇
自分自身の人生は
決められたものではなく
自ら選んで進んできたもの。

 

そして、これからも
自ら選んで進んでいくが
何をどう選ぶのか?

 

選べる自由があるのであれば
どんな未来を作るのか?
◇━━━━━━━━━━◇

こういうことが
頭をよぎりました。

 

 

さらに
この物語で重要なのが
『使命』です。

 

この言葉を聞いても
私たちにはピンと
こないかもしれませんが

この本の登場人物の
彼ら彼女たちの人生は
使命で締めくくられる。

 

 

◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢
命を使うと書いて使命。
◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢

この言葉にも深く
考えさせられました。

 

 

こういう部分に物語で
スポットを当てることで

読者がもう一度
自分と向き合うように
示されているのでしょうね。

 

一度、時間を作って
考えたいと思います。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━
【ある種類のぬくもりの欠如】
━━━━━━━━━━━━━

ぬくもりにも色々な種類が
あると思うのですが
この物語ではある種類の
ぬくもりが感じられません。

 

この種類のぬくもりを
提供してくれる人物が
物語には存在しないので
仕方がないのですが

このことが、より一層の
残酷さを強調していると
感じました。

 

 

■━━━━━━━━□
ぬくもりを知らずに
生きてきた子供たち。
□━━━━━━━━■

 

 

物語を読むと分かりますが
おそらく、これは意図的に
そうしていると思います。

 

もし、彼ら彼女たちが
このぬくもりを
知ってしまったのなら

使命を受け入れることに
支障がでそうですからね。

 

 

このぬくもりは
この世に生まれてから
ほとんどの人が自然に
与えられているもの。

 

だからこそ
彼ら彼女たちには
与えられていない。

 

 

親子のぬくもり

これが物語の中では
一切でてきません。

 

このことが、
物語全体を通して
何とも言えない冷たい
雰囲気を漂わせている。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━
【ロストコーナー】
━━━━━━━━━━━━━

この言葉は物語の
キーになるのですが

①忘れられた土地
②遺失物置き場

という意味で
使われています。

 

 

★━━━━━━━★
【ロストコーナー】
★━━━━━━━★

 

物理的な遺失物置き場
というのではなく
精神的な遺失物置き場も
我々一人ひとりに
あるのかもしれない。

ということを何故だか
ふと頭によぎりました。

 

 

子供の頃のことや
忘れてしまった希望などが
集められた場所。

それが、どこかに存在する。

 

現実的な土地ではなく
内面的な場所なので
脳の一端でしょうか?

 

それが見つかれば
様々な思い出が解放され
自分という人間が
変化するかもしれませんね。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━
【最後に】
━━━━━━━━━━━━━
かなり有名な作品で
映画やドラマにも
なっているので

もしかしたら
映像の方で知っている人も
多いかもしれませんね。

 

 

╋━━━━━━━━━╋
人生・宿命・使命
ということを改めて
考えるキッカケになった
良い作品だと思います。
╋━━━━━━━━━╋

 

結末も、とても現実的。

でも、そこがいいんです。
それが、人生なのでしょうね。

 

 

『わたしを離さないで』には
1つの歌が登場します。

 

Judy Bridgewater
Never Let Me Go

原作を読んでいると必ず
これがどういう歌なのか
知りたくなるはず。

 

書籍が書かれたときには
現実に存在しなかったが
映画化の際に作られた歌。

すごく物語にピッタリで
何度もリピートしたくなる
哀愁漂う良い歌です。

 

 

心に残る物語。
『わたしを離さないで』

章立てで読みやすいので
本に慣れていない方にも
おススメですよ!

 

 

╭━━━━━━━━━━━╮
気づけばイギリスの
ノーフォークと
物語に出てくる歌を
ネット検索してました(笑)
╰━━━━━v━━━━━╯

© チラシの裏のエッセイ