「ダンスを始めると自分は生活は人生はどう変わるのか?」という、まさに、皆さんが知りたい【大人が未経験からダンスを始めたら一体どうなるの?】という疑問を形にした段心具シティ子の物語。【発表会参加の決意!】を収録

『12. 発表会参加の決意!』|段心具シティ子の1年物語

シティ子はじめに

 

 

12. 発表会参加の決意!

 

 

 

 

それは、

小雨がパラパラ降る

冷たい11月のダンスの日。

 

 

シティ子は胸を張り

堂々とスタジオに登場した。

 

 

 

 

 

シ「こんにちは!」

 

 

 

店「あ!こんにちは!」

 

 

 

シ「出ます!発表会!

 それで、持ってきました!」

 

 

 

店「ありがとうございます!

 発表会の参加用紙ですね。」

 

 

 

シ「はい!書き方はこれで

 あってますか?

 お金は、また今度で(笑)」

 

 

 

店「書き方バッチリです!

 お金は全然まだ大丈夫なので

 ご都合良いようにして下さい。」

 

 

 

シ「なんか用紙を提出して

 やる気が増しました(笑)」

 

 

 

店「気合入れ過ぎても

 本番までに息切れするので

 発表会の練習もですが、

 ダンスを楽しんで下さいね!

 

 

 

シ「わかりました!

 ありがとうございます。」

 

 

 

 

そんな会話の後

ロッカールームで

着替えをしながら

 

 

 

 

(いつも言われるけど

 『楽しむ事』って一番

 大切な事なんだね。)

 

 

 

と、考えていた。

 

 

 

シティ子物語

 

 

 

着替えも終わり

レッスンに向かうシティ子。

 

 

 

「よし!今日もダンスを

 楽しんでいきますか!」

 

 

そんな気合を入れるのであった。

 

 

 

 

(あ!そうだ!

 報告しとこう!)

 

 

 

 

以前、発表会の事を

色々と教えてもらった

メンバーさんに

 

参加を決意した事を

伝えるのであった。

 

 

 

 

 

シ「発表会に参加決めました!」

 

 

 

メ「ほんとに?よかった!

 シティ子ちゃんが発表会に

 参加してくれる事!

 私、すごく嬉しい!」

 

 

 

シ「そんなそんな(汗)

 喜んでもらえるなんて

 思いもしませんでした。」

 

 

 

 

メ「やっぱりこうして

 毎週、顔を合わせて

 一緒にダンスをしてると、

 

 発表会もみんなと

 一緒に出たい!って

 思うものなのよ。」

 

 

 

 

シ「まだ、始めばかりなのに

 ちょっと期間空いてるのに

 

 私の事もそんな風に

 思ってくれてた事が

 とっても嬉しいです!!!」

 

 

と、ちょっと涙ぐむシティ子。

※涙腺も少しゆるい子です。

 

 

 

 

 

メ「なんか、ダンスを始めて

 職場とかじゃない所で

 “仲間”がいるって事が

 すごく新鮮だった。」

 

 

 

シ「確かに、職場とかとは

 また、違いますもんね。」

 

 

 

メ「それに、会う頻度も

 週に1回で会う時間も

 ほんとに少ないのにね。」

 

 

 

シ「そうですね。

 1週間に1度。それも。

 少ない時間ですよね。」

 

 

 

シ「同じ空間で同じ気持ちを

 共有してるからこそ。

 “仲間”になるんですね。」

 

 

 

メ「なんか私たちさ(笑)

 今、深い良い話。

 してるよね(笑)」

 

 

 

シ「うん。深いですね(笑)」

 

 

 

 

 

自分が発表会に出るという

決意を固めた事で

 

 

他のメンバーさんとの距離が

すごく近くなれた気がして

シティ子は嬉しかった。

 

 

 

シティ子物語

 

 

 

メ「先生にも報告した?

 すごく喜ぶと思うよ!」

 

 

 

シ「そうですね!

 報告しておきます!」

 

 

 

その日のレッスン終わり

シティ子は先生に

発表会参加の決意を

報告したのでした。

 

 

 

 

 

シ「先生、初めての発表会!

 よろしくお願いします!」

 

 

先「シティ子ちゃん!

 発表会に出てくれるの?

 嬉しい!!頑張ろうね!!!」

 

 

シ「はい!頑張ります!

 全然、踊れませんけど(汗)」

 

 

 

 

先生にも報告し終わり

シティ子は肩の荷が

下りた気がした。

 

 

 

 

(もしかしたら、

 発表会って人と人を

 繋げる力もあるのかも。)

 

 

 

 

シティ子は家に帰り

ダンスの疲れを癒すため

ゆっくり入浴していた。

 

 

 

シティ子物語

 

 

 

(まさか、自分が発表会に

 参加することに対して

 

 みんなも先生も

 あんなに喜んでくれるとは

 思わなかったなぁ。)

 

 

 

 

(発表会の振付け…。

 やっぱり難しいのかなぁ。)

 

 

 

 

(本番、緊張するだろなぁ…。

 足、震えたりするかも(笑)

 練習、頑張るしかないか!)

 

 

 

 

(本当にみんな、

 良い人ばっかりだな…。)

 

 

 

 

今日はいつもと違い

報告の緊張もあり

湯船に入りながら

半分寝かかっていた。

 

 

 

「やばい…私、茹で上がる…。」

 

 

 

こうして、

 

シティ子の発表会ライフが

始まりを告げたのでした。

 

 

 

 

ダンスを始めて約7ヶ月

(空き期間2ヶ月)の

 

シティ子は無事に

発表会を楽しむことが

出来るのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

シティ子物語

↑『練習の中で感じたもの。』に続く。

 

 

 

 

 

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