「ダンスを始めると自分は生活は人生はどう変わるのか?」という、まさに、皆さんが知りたい【大人が未経験からダンスを始めたら一体どうなるの?】という疑問を形にした段心具シティ子の物語。【初めてのダンススクール】を収録

『3. 初めてのダンススクール』|段心具シティ子の1年物語

シティ子はじめに

 

 

3. 初めてのダンススクール

 

 

 

 

 

それは、

小雪まじりの雨が少し降る

冷たい日だった。

 

 

 

そう!その日は

【シティ子の初ダンススクール!】

 

 

 

パチパチパチパチ!!!

(拍手~!)

 

 

 

仕事帰りに見学に来たのだが

最寄駅に着いてから

シティ子の緊張は段々と

上昇していっていた。

 

 

スマホで地図を見ながら

スタジオの場所を探していた。

 

 

 

 

「あ!ここらへんだ!

うわー、緊張するなぁ…」

 

 

 

 

そんな事を口ずさみながら

スタジオが入っているビルの

エレベーターに乗っていた。

 

 

この時、言うまでもないが

シティ子の緊張はMAXだった。

 

 

 

 

 

エレベーターを降りると

すぐに受付があり

レッスン室から音楽が

聞こえてきていた。

 

 

 

 

 

シ「あのー、すいません。

今日、見学の予約をした…」

 

 

 

店「あ、どうも。来て頂いて

ありがとうございます。

見学に案内しますね。」

 

 

 

シ(オシャレなスタジオ!)

 

 

 

店「ここで見学できますので

ゆっくり見てって下さいね。」

 

 

シティ子物語

 

 

そうして、

 

 

見学の場所に案内された

シティ子だったが

 

目の前には衝撃の光景が

広がっていた。

 

 

 

 

(ちょっと待って!(汗)

レッスンに人がめちゃくちゃ

居てるんですけど??)

 

 

 

 

そのレッスンは中々の

人気クラスだったようで

受講する生徒さんの人数が

とても多かった。

 

 

レッスン室は広かったが

ゆったりレッスンを

受けれるような感じは

全くしなかった。

 

 

 

 

(この状況に私、入れる?

入ったら迷惑なんじゃ…)

 

 

 

 

シティ子は人の多さに

圧倒されてしまっていた。

 

 

 

 

 

でも、

 

レッスンを見ていたら

ダンスに対する

モチベーションは

確実にアップしていた。

 

 

 

 

(ここには入れないけど

やっぱりダンスいいなぁ!)

 

 

 

 

まだレッスン時間は

残っていたが

 

次の日の仕事の準備もあり

途中で見学を抜け出し

帰宅の途に着いていた。

 

 

 

 

 

(いや~、すごかったなぁ。

でも、かっこよかったなぁ。)

 

 

 

 

(今日の所は…だったけど

また違うスクールの見学に

行ってみよう!)

 

 

 

 

こういうことは、

 

【勢いが大事!】

思っているシティ子は

 

 

 

早速、次の週に

違うスタジオに見学を

申し込んでいた。

 

 

 

 

 

そして、

 

ちょうど1週間後。

 

 

シティ子は2軒目の

スクールに到着していた。

 

 

シティ子物語

 

 

 

 

前回ほどの緊張もなく

少し余裕が出ていた。

 

 

受付けに挨拶し

見学に案内された。

 

 

 

 

そうして、

 

 

見学の場所に案内された

シティ子だったが

 

 

 

目の前には衝撃の光景が

広がっていた。

 

 

 

 

(え?ちょっと待って?

人数は多くないから

レッスンは受けやすそう。

 

だけれども!!! みなさん…

めちゃくちゃ上手い…)

 

 

 

 

(あれ?ここ上級クラス?)

 

 

 

 

そのレッスンに通っている

生徒さんたちは

 

 

ダンスを仕事にしようと

思っている人が多く

 

レッスンレベルが

高い状況だった。

 

 

 

 

 

(いや~、無理です(笑)

ココこそ私は迷惑だわ…)

 

 

 

 

そう感じたシティ子だったが

目の前のダンスには

興味を持っていた。

 

 

 

 

(先生も生徒さんも

やっぱり、かっこいいなぁ!

 

どれぐらい習えばこんなに

踊れるのだろうか?)

 

 

 

 

ダンスの魅力に

シティ子は入り込んでいた。

 

 

 

 

 

(踊っている時の

表情が素敵だ。)

 

 

 

その日はレッスンの

終わり近くまで見学し

帰宅した。

 

 

 

 

 

最初の段階でスクールを

3つに絞っていたので

 

 

さらに翌週も

別のダンススクールの

見学に申し込んでいた。

 

 

 

 

 

やはり、

 

【勢いは大事!】なのだ。

 

 

 

 

 

 

ついに、

 

最後のダンススクールに

見学に行く日が来た。

 

 

 

 

(今日が最後だから

ここで決まりかな?)

 

 

 

 

なんてことを考えながら

スタジオの前に到着。

 

 

シティ子物語

 

 

 

もう慣れたように

受付で挨拶してからの

見学に案内されるという

流れに乗っていた。

 

 

 

 

そうして、

 

 

見学の場所に案内された

シティ子だったが

 

目の前には衝撃の光景が

広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(おいおいおい!

いやいやいや!)

 

 

(生徒さんみんな

すごく若いやん?)

 

 

 

 

 

 

 

 

そのクラスに通っている

生徒さんは学生が中心で

平均年齢は20代いくか

いかないかぐらいだった。

 

 

 

 

 

 

(こんな若い所に入れる?

しかも、未経験やのに…)

 

 

 

 

 

 

思いもしなかった状況に

シティ子は落胆してしまい

 

途中で見学も辞めて

スタジオを後にした。

 

 

 

 

 

3つ絞ったスクールの

最後がココだったので

 

 

 

 

【探す】という事に

シティ子は心が

折れてしまった。

 

 

 

 

 

(やっぱり、大人から

しかも、未経験の私が

 

 

ダンスを始められる所は

何処にもないのかなぁ?)

 

 

 

 

 

 

帰りの電車でシティ子は

そんな事を考えていた。

 

 

 

シティ子物語

 

 

 

ふと、気がつくと

スマホでダンススクールを

検索していた。

 

 

 

 

もう探すのも…。

と思っていたのだが

 

 

自然と手が言葉を打ち

検索ボタンを押していた。

 

 

 

 

 

その時、

 

シティ子の目に

ひとつのスタジオが

飛び込んできた。

 

 

 

 

 

(スタジオダンシングシティ?)

 

 

 

 

 

 

【大人!初心者が楽しめる】

 

その文字にシティ子は

釘付けになっていた。

 

 

 

 

 

(あれ?前に探した時

こんなスタジオ見たかな?)

 

 

 

 

 

帰宅したシティ子は

忘れないようすぐさま

 

 

さっき見つけた

ダンススクールの

ホームページをチェックした。

 

 

 

(スタジオダンシングシティか…。)

 

 

 

 

 

 

 

シティ子物語

↑『シティ子の初ダンス』に続く。

 

 

 

 

動画で見るシティ子物語

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