「ダンスを始めると自分は生活は人生はどう変わるのか?」という、まさに、皆さんが知りたい【大人が未経験からダンスを始めたら一体どうなるの?】という疑問を形にした段心具シティ子の物語。【シティ子の初ダンス!】を収録

『4. シティ子の初ダンス!』|段心具シティ子の1年物語

シティ子はじめに

 

 

4. シティ子の初ダンス!

 

 

 

 

 

「鶴橋?ってどこだっけ?」

 

 

シティ子の戸惑う声が

部屋中にこだました。

 

 

「大きな緑地があるとこ?

あれは鶴見緑地か(笑)」

 

 

 

シティ子は検索で見つけた

【スタジオダンシングシティ】

 

というスクールの

ホームページを見ていた。

 

 

 

 

「鶴橋って、ああ~!

焼肉と韓流ショップで

有名なあそこか!

 

今まで、鶴橋には

行った事ないかもな。」

 

 

 

 

 

予想もしない場所に

そのスクールはあったのだが

 

 

 

 

「あれ?鶴橋って電車が

意外と充実してる。

JR・地下鉄・近鉄も?」

 

 

 

 

「これなら仕事帰りに

行けるかもしれないなぁ。」

 

 

 

 

乗り換え検索アプリで

仕事場からスタジオへの

移動時間を調べてみると

なんとか行けそう!

 

 

という結果が出た。

 

 

シティ子物語

 

 

「なんかホームページの

雰囲気も優しい気がするし

きっと!きっと…。」

 

 

 

なんて独り言を言いながら

 

 

 

 

 

【申し込みフォーム】から

見学を申し込んだ。

 

 

 

 

 

「私が行ける日がちょうど

女性の先生でよかった!

ここで決まればいいなぁ。」

 

 

そんな事を考えながら

シティ子は寝床に着いた。

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

いよいよ4回目の

スタジオ見学の日が

訪れたのであった。

 

 

 

最初の見学とは

また違う緊張が

シティ子を襲っていた。

 

 

 

 

(ここもダメだったらどうしよう…)

 

 

 

 

 

鶴橋は初めてのシティ子。

 

 

 

スタジオに到着できるか

不安だったのだが

 

申し込み時に送られてきた

メールに記載されていた

 

 

 

【スタジオまでの道のり動画】

 

 

 

これを見ながら

同じ道を歩いていると

無事にスタジオまで

来ることができていた。

 

 

 

 

(この動画があって助かった…)

 

 

 

シティ子物語

 

 

エレベーターで4Fに到着し

フロントに入るシティ子。

 

 

 

 

 

シ「すいません。今日…」

 

 

 

店「見学でご予約頂いてた?」

 

 

 

シ「はい、そうですそうです!」

 

 

 

店「ありがとうございます!

では、早速!見学の部屋に

案内させてもらいますね。」

 

 

 

 

 

フロントにはイスとテーブル

その奥に、少しのスペースと

鏡が貼ってあった。

 

 

 

 

(え?こんな狭いところで

レッスンするんですか?)

 

 

 

店「ここはフロントだけで

レッスンする場所は

 

向かいの部屋なんです。

奥で見学できますよ!」

 

 

 

 

シ「あ!そうなんですね。」

 

(びっくりしたぁ…。)

 

 

シティ子物語

 

 

 

そうして、

 

 

見学の場所に案内された

シティ子だったが

 

目の前には衝撃の光景が

広がっていた。

 

 

※よく、衝撃を受ける子です。

 

 

 

 

 

(人もいっぱい過ぎないし

生徒さんも私と同じ

社会人の女性ばっかりだ!)

 

 

 

 

4回目のスクール見学

ということもあり

 

 

パッと見ただけで

なんとなくシティ子は

自分に向いているかどうか

把握する事ができていた。

 

 

 

 

 

やはり自分と同じような

社会人の女性が多くて

 

 

 

未経験からでも気兼ねなく

入れそうな雰囲気が

漂っていたのだった。

 

 

 

 

 

(よし!ここで決めた!)

 

 

 

 

スタジオの説明を受けて

【次回、体験してみる!】

事になったのだった。

 

 

 

シティ子物語

 

 

 

ダンスすることも

もちろん初めてのシティ子。

 

 

その週末

体験レッスン受講のために

レッスンウェアーを

調達していた。

 

 

 

そして、いよいよ!

 

 

『体験レッスンの日』

が、やってきた。

 

 

 

 

受付で手続きを済ませ

ロッカールームで

着替えをし

 

 

気がつけばレッスンの

時間が迫っていた。

 

 

 

 

(やばい、緊張してきた…)

 

 

 

 

そうして、

シティ子の初ダンスが

幕を切ったのでした。

 

 

 

 

 

 

先生によってある程度

レッスンの流れが

決まっている。

 

 

 

今日が初めてのシティ子は

流れについていくだけで

精一杯だった。

 

 

 

でも、

 

 

 

久しぶりに体を動かし

いい汗をかいて

 

心はスッキリしていた。

 

 

シティ子物語

 

 

 

体験受講してみた感想は?

 

 

 

正直、全くできないけど

【なんだか楽しかった!】

 

 

 

 

周りのメンバーさんが

良い人ばかりで

すごく入りやすかったし

 

 

先生も未経験の私にも

丁寧に教えてくれて

嬉しかったな。

 

 

 

 

体験レッスンを

受講し終えて

 

 

シティ子は少し満足な

気持ちに浸っていた。

 

 

 

 

 

(やっと1歩踏み出せた!

続けたら私も踊れるように

なるんだろうか?)

 

 

 

 

 

帰宅して食事と入浴を

済ませてベッドに入ると

 

 

今日の緊張の疲れと

体の疲れからか

 

 

気づかぬうちに

寝落ちしていた。

 

 

 

 

 

 

次の日。

 

 

シティ子は高校時代の

サックスを始めた友達に

LINEをしていた。

 

 

 

 

「私、ダンス始めてみる!」

 

 

 

 

シティ子物語

 

 

 

その文章を打ちながら

テンションが上がっている

自分が居る事に気がついた。

 

 

 

 

(私が、ダンスかぁ!

小さい頃したかったダンスを

今からするのかぁ~。)

 

 

 

 

少し感慨深い気持ちにも

シティ子は浸っていた。

 

 

 

 

 

 

シティ子物語

↑『祝!ダンス開始しました!』
に続く。

 

 

 

 

動画で見るシティ子物語

↑動画で見るシティ子物語

 

 

 

 

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