たまにやるのですが
一度、見た映画を気づかずに
もう一度見てしまう。
今回の映画もまさにそれで
一度、配信で見ていたようで
新たにDVDを購入して
もう一度見てしまった作品。
出だしのシーンを見て
「なんかこの風景知ってる!」
ということに気づく…。
でも、以前見たときとは
感じ方が変わっていました。
映画紹介記事の第5弾。
今回、紹介する映画は
名俳優同士の激突が
深い味を出しています。
今回の映画も洋画です。
渋い親父を演じさせるなら
脳裏に浮かぶ俳優の一人
ハリソン・フォード。
この映画が公開した年付近は
彼のキャリアが爆発して
一気に日本でも知名度アップ
イケメン俳優と言えばこの人
ブラッド・ピット。
この実力派の2人が
ダブル主役で揃い踏み。
━━━━*\映画の名前/*━━━━
【 デビル 】
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1997年のアメリカ合衆国製作
スリラー映画。
フランシス・マグワイヤーことフランキーは、8歳のとき目の前でIRAシンパの父親をイギリス人に殺されIRAの活動家となった。フランキーは、スティンガーミサイルを手に入れるために、「ローリー・ディヴァニー」の偽名でニューヨークにやって来る。
IRAシンパであるフィッツシモンズ判事の手引きで、フランキーは同じアイルランド系の実直な警官トム・オミーラの家に下宿することになる。彼の正体を知らないトムとその家族は彼を温かく迎え、フランキーもそんなオミーラ家の人々に「家族の温かみ」と「束の間の安らぎ」を感じるのだが…。
デビル (Wikipediaより引用)
というストーリー。
名優が揃い踏みした作品ですが
パッという派手さはありません。
私の率直な感想としては
『静かな映画』
でも、映画に隠された
静かなメッセージには
考えさせられました。
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【正義とは?悪とは?】
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ブラッド・ピットは
IRAという北アイルランドの
反英武装組織のリーダーと
されている人物。
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彼は正義なのか?
それとも、悪なのか?
彼はヒーローか?
それとも、デビルか?
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ここをどう見るかで
物語の深みが変化し
感じるものも変わります。
イギリスという視点に立ち
彼を見た場合は
『悪でありデビルである』
北アイルランドの視点から
彼を見た場合は
イギリス支配からの独立を目指す
『正義でありヒーローである』
ブラッド・ピット演じる
フランキーは一枚のコイン。
どちらかの視点から見るかで
彼の人物像は変わります。
もう一人の主人公
ハリソン・フォードは
同じアイルランド系ですが
ブラッド・ピットの正体も
知らないまま出会っているので
また違う視点から彼を見て
正義とも悪とも違う
別の素顔を見ている人物。
ブラッド・ピット演じる
フランキーは果たして
正義なのか悪なのか?
ヒーローなのかデビルなのか?
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ここで重要なのは
『大国の意思=正義』
という心理的なまま
物事を考えないという事
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歴史は勝者が作り語り
変化させてきましたが
大国の動きが正義とは
限らないということ。
フランキーを通して
そういう疑問が我々に
投げられている気がします。
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【犠牲者はいつも市民】
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フランキーは父親を
イギリス人に殺されました。
もし、そういうことが
子供時代に起こらなければ
IRAという北アイルランドの
反英武装組織のリーダーには
ならなかったでしょう。
もっとさかのぼって
イギリスが北アイルランドを
支配しようとしなければ
フランキーの父親は
目の前で殺されることは
なかったでしょう。
アメリカに渡ってから
ハリソン・フォード演じる
トム・オミーラの家で
日常を過ごしている時。
その表情はまさに青年。
IRAという顔があるけれど
本当は純粋な青年である。
このフランキーの2面性の
色濃いコントラストが
もの悲しさを強調します。
トム・オミーラも
国同士の争いがなければ
今回の事件に巻き込まれずに
生きてこれたでしょう。
戦争・紛争・闘争など
犠牲になるのは
国でも政府でもなく
高官たちでもなく
我々一般市民なんです。
人を殺めた苦しみや
親族を殺された苦しみ。
こういう悲劇が
いたるところで起こり
民を傷つけ苦しめる。
フランキーもトムも
両方が国の犠牲者であると
改めて痛感しました。
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【平和な日常への感謝】
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フランキーとトムが2人で
牛乳を買いに行くシーンは
とても印象的でしたね。
親子のように親友のように
バーに居る時間が素敵で
こういう平和なワンシーンに
心惹かれて感謝の気持ちが
湧いてきました。
こんな素敵なシーンを
もっともっと2人の演技で
見ていたかったですね。
ビリヤードのシーンが
映画で出てくるたびに
ビリヤードができるように
なりたいなぁ!という
思いに駆られます(笑)
それにしても
ブラピのビリヤード姿は
格好良すぎです!
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【最後に】
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この映画を通して
『国と民』という
2つの対比に改めて
考えさせられました。
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北アイルランドの問題など
世界のどこかで起こっている
問題というわけではなく
日本でも起こりうる問題
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世界が大きく動いています。
日本という国に住む
我々国民も同じように
『国と民』という
2つの対比について
考える必要がありそうです。
本当に国は正義なのかと。
銃撃戦などもありますが
ドンパチ派手なアクション
ということはなく
静かに物語は進んでいき
クライマックスも
同様に静かに迎えます。
でも、その静けさが
心に何かを残すのでしょうね。
名優が揃い踏みした映画
『デビル』
興味が湧きましたら
是非、見てみて下さいね!
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映画を見終わった後の
なんとも言えない
ジーーーーンとくる
揺さぶりが好きなんです!
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