「ダンスを始めると自分は生活は人生はどう変わるのか?」という、まさに、皆さんが知りたい【大人が未経験からダンスを始めたら一体どうなるの?】という疑問を形にした段心具シティ子の物語。【気がつけばダンス丸1年!】を収録

『20. 気がつけばダンス丸1年!』|段心具シティ子の1年物語

シティ子はじめに

 

 

20. 気がつけばダンス丸1年!

 

 

 

 

会員カードのある部分を

シティ子は指さした。

 

 

 

 

 

その瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

シ「あ!!」

 

 

店「あ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

2人は同じタイミングで

声を上げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

店「入会されてから今日で


 1年になりましたね!」






シ「そうみたいですね!


 なんか早かったなぁ~。」






店「1年なんて本当に


 あっという間ですから。


 まだまだ、これからも


 ダンス楽しんで下さいね!」






シ「ありがとうございます!


 まだまだ、楽しみます!」


 







シティ子はなんだか


とても嬉しかった。








1年続いたのだ!




※空き期間の事は


横に置いておこう(笑)







(1年かぁ。1年かぁ!


 ここに来てもう1年かぁ!


 ダンス始めて1年かぁー!!)







シティ子の頭の中は


1年というワードで


埋め尽くされていた。




シティ子物語


あまりに嬉しかったのか


他のメンバーさんにも


今日で丸1年だという事を


報告していた。






その時、



あるメンバーさんから


思いもよらぬ提案を


受けたのだった。






 


メ「そっか!シティ子ちゃん


 もう1年になるんだね!」






シ「そうなんですよ!


 まさか、1年続くなんて


 自分でもビックリです!」






メ「これからの1年は


 何か新し事に挑戦するの?」






シ「あ、新しい事ですか?」






メ「そうそう。だって1年して


 ダンスにも慣れてきたんだし


 『新たな事』に挑戦したら?」


 






そう言われても


シティ子は『新しい事』


が一体どんな事なのか


想像もできなかった。







その様子を見兼ねたのか


そのメンバーさんは


教えてくれた。








 


メ「他のクラスも受けてみる。


 なんてのも、面白いよ!」






シ「おぉ!それはちょっと


 興味があったんですよ!」






メ「私もこのクラス以外に


 もう一つ受けてるんだけど


 ダンスが違うと受ける


 刺激も全然違うんだよ。」






シ「刺激が違う…。


 それ、いいですね。」






メ「シティ子ちゃん発表会で


 他に気になるクラスとか


 ダンスとかなかった?」






シ「何度かDVDを見てたら


 気になるクラスありました!」






メ「2つ目のクラスを


 受講するのも料金的に


 受けやすくなってるし


 おススメですよ(笑)」

 

 

 

 

シ「すごい営業されてる感(笑)

 でも、前向きに検討します!」

 

 

 

 

 

 

『新たな挑戦』という


新たなワードを手にし





ダンスへの炎がより一層


燃え始めたことが


シティ子は嬉しかった。




シティ子物語


(ちょっと真剣に!


 レッスン増やしてみるか


 考えてみよう!)







その日の帰りに


フロントでちょっと


質問をしてみた。





 


シ「レッスンを週に2つとか


 受けてる人って居ますか?」






店「もちろん、居てますよ!」






シ「私も2つ受けようかと


 考えてるんですけど…


 だ、大丈夫ですかね?」






店「クラスが変わると


 雰囲気が変わりますし



 先生が変わると教え方や


 レッスンも変わるので



 見学か体験してもらうと


 いいと思いますよ!」







シ「見学・体験か。


 なんか最初に戻ったみたい(笑)」







店「最初が肝心ですから


 自分に合うクラスを


 しっかりと見つけて下さい!」







シ「また、見学か体験か


 考えてお伝えしますね。」







店「分かりました!


 いつでもお待ちしてます!


 1週間に2つレッスンとか


 めちゃ楽しいですからね!」


 







帰りの電車の中で


シティ子は想像していた。





1週間に2回レッスンを


受けている自分の姿を。







(なんかダンスに燃えてる


 今の私にピッタリだ!!!)







シティ子はワクワクしていた。








ただ、


2つ目のクラスを


どこにするのかは


全く考えていなかったので





発表会のDVDを何度も見て


レッスンを絞っていった…。









それから、









気がついたら


3ヶ月が過ぎていた。








1年前の今はちょうど


ダンスにドハマりしてた


あの時期だった。






その時と、


まるで同じように。







いや、その時以上に!







シティ子はダンスライフを


満喫していた。




シティ子物語


受けるレッスンを


増やして1週間に2つ


受講していた。







(1週間に2回ダンスとか


 本当にめちゃ楽しい!)







新しいクラスも


自分に近い年齢の人が居て


雰囲気も入りやすく


ダンスを楽しめていた。







(ダンスが違うと


 する動きが全然違うから


 刺激が全然違うなぁ!)







(なんか私ダンスに!


 ハマってるやーん!!!)







なんかそんな事を


去年も同じように


言っていたかも?




と、ふと思って


可笑しくなった。







(あ!そうそう忘れてた!


 友達にLINEしとかないと!)












「シティ子。この度。


 ダンス増やしました!


 ダンスに燃えています!」












シティ子は高校の友達に


そんな文章を送っていた。







それは、




6月末の梅雨時なのに


風が涼しく


とても気持ちのいい日の


出来事だった。




シティ子物語




段心具 シティ子の1年物語。



完。

 

 

 

 

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